生活フォーラム関西

生活フォーラム関西は、市民が自分たちで政治に関わるための、緩やかなネットワークです。 勉強会、広報活動、懇親会などなど。 いざ選挙のときは政権交代のためにできることを精一杯がんばります。 小沢一郎氏の理念を座標軸としながら、党や立場を超えた協力関係にも参加していきます。

2014年09月

「世界の中の日本と政権交代への道のり」をテーマとする小沢一郎・生活の党代表の講演会が9月13日、大阪市北区の北区民センターで開かれ、詰めかけた450人が聞き入りました。会場からの直接の質問にも、ひとつひとつ丁寧に答え、盛大な拍手で終わりました。

20140913 講演の中で小沢氏は、「安倍政権は非常に危うい。日本が危ない。総選挙は来年にもあり得る。次の総選挙では一人でも多くが連携して、政権交代を実現しよう」と、一段と声を強めて呼びかけました。

 小沢氏は講演全体を通じて安倍政権の危険性を指摘し、批判しました。「地方重視、女性重視と口先だけでいわば国民を目くらましにかける口先先行の政治手法、あるいは集団的自衛権の行使容認などのみられる強引な政治手法、とりわけTPP(環太平洋経済連携協定)交渉に見られる日本を破壊するような無謀な政治手法、原発再稼働に象徴される国民の声を無視する暴走手法など、ことごとく批判しました。

 短い講演時間のなかで敗戦後の歴史も振り返り、「日本は敗戦直後、国連を中心とする世界平和の実現がスタート地点であり、今もそれが自分の信念だ」と述べました。「国連による平和実現のための自衛権なら、個別でも集団的でも自衛権がある」という持論です。

 「その内容が、憲法の前文と9条に書かれているのです」と、憲法の「国際協調による平和実現」という根幹を改めて指摘しました。

 小沢氏は、「他の国の紛争に日本がわざわざ出て行って闘うのは、憲法が明確に禁止している。やりたいのなら、憲法を変えるほかない。それを、閣議決定だけで変えてしまうのは間違っている」と、強調。

 「安倍さんは、大日本帝国の意識、イメージに戻ろうとしてやっているのではないか」と、”強いニッポン”を取り戻そうとしている安倍政治を描写。いわゆる歴史修正主義です。

  安倍氏は、東京裁判でA級戦犯などに問われた人々を「国のために命を捧げた英霊」として名誉回復するために靖国神社に参拝しています。しかし、これは戦後秩序の出発点となる東京裁判の結果を修正するものであり、安倍氏のこの歴史修正主義については、アメリカ、とくにオバマ大統領が危惧の念を持っています。

 小沢氏は、「私は日米関係についても非常に心配している。安倍さんは『日米関係、日米関係(が重要)』と言っているが、アメリカの関心とは食い違っている」と、日米関係についてすら危機感を表明しました。

 さらに目を「世界の危機」に広げ、中国情勢とウクライナ情勢を挙げました。「中国は経済の自由市場と政治の共産党一党独裁主義を両立させようとしているが、そんなことできるはずもなく、その矛盾が危機的な状況にまで達している。いかにソフトランディングできるかが課題」。

 ウクライナ情勢については、第一次大戦も、第二次大戦も、その根っこにはウクライナ情勢がからんでいたという認識を示し、「国連を中心とする平和実現の仕組みを強固なものにしなければ、歴史はまた繰り返す」と、国連に貢献する日本のあり方を述べました。

 日本国内には、「いろいろ問題はあるが、まあ何とかなるだろうという”楽観論”が底流に根強くあります。しかし、真の実態は一刻も猶予できないほどの危機に直面しているというのが、正しい認識ですと指摘。日本は見たくない現実からは、いつも逃避して直視しない傾向に触れました。

 この無責任な楽観論に警鐘を鳴らしているのが、オザワという男です。

 オザワはこう強調しています。「安倍政権がやっていることは時代に逆行し、日本が危うい。民主主義(を達成する道)は選挙です。早ければ来年にも有りうる総選挙では、一人でも多くの人が手をつなぎ、この政治を変えようではありませんか」と声を強めて呼びかけました。

なお、講演の内容は、こちらの映像をご覧ください
(よろしければ どんどん拡散して下さい)

 いよいよ本日9月13日(土)は、「世界の中の日本と政権交代の道のり」をテーマに、小沢一郎氏の講演会です。

 生活の党の小沢一郎代表は、現在の日本に強い危機感を表明しています。「安倍内閣のままでは、この素晴しい日本が壊される」という危機感です。

 安倍内閣が進めている政策は、経済分野をはじめ、外交、防衛、原子力などのエネルギー分野など政策全般が間違っている。「何としても止めなくてはならない」と、危機感を強めています。
 
 そして、政権交代は可能だ。次の総選挙で政権交代ができる、と主張しています。

 政権交代の先にあるのは、「自立と共生による社会の実現」です。格差のない平和で落ち着きのある社会の実現です。

 小沢代表も70歳を超えました。気力を振り絞って安倍内閣に立ち向かおうとしています。その生の声をお聴きください。

 予約は締め切りましたが、どうぞお越し下さい。
 詳細は→ http://seikatu-forum.blog.jp/

 また、参加できない方には18:30からIWJ中継もありますのでご利用下さい。
      http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
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みなさんこんにちは 、事務局を担当している山岸です。

小沢さんの講演会は、いよいよ今週の土曜日、13日18時半からです。

まだ空席はありますが、事前に予約いただいた方が確実です。

予約は、12日(金)17時までお受けします。

それ以降は当日受付となりますので、ご注意下さい。

■■

小沢さんが口癖のように言うのが 「この国に民主主義を根付かせる」 ということです。

逆に言えば 「この国にはまだマトモな民主主義はない」 とも取れます。たしかに、戦後民主主義と言われる時代を通じて、どうも民主的に政権が運営されたことは無かったように見えます。

では、どうしたら 「この国に民主主義を根付かせる」 ことができるのでしょう。
小沢さんに「なんとかして」とお願いするのではなく、私たち自身がそのことを身にしみて考えなくてはならないと思います。
この、生活フォーラム関西というものが存在している意味はそこにあります。

おそらく、三つのステップがあるのだと思います。

一歩目は、考えることです。あるいは、気がつくことです。オカシイことはオカシイと。
これは、3.11で多くの国民が変わりました。3.11の後の選挙や政治の流れは最悪ですが、にもかかわらず、やはり日本人の意識はあれで変わった、と確信します。

二歩目は、行動に参加してみることです。たとえば、今度の小沢さんの講演会に参加することもその一つです。
あるいは、選挙の応援を頼まれたら行ってみるとか、デモがあると聞いて賛同できたら一緒に歩いてみるとか、そういうことです。

三歩目は、自分から発信してみることです。別の言い方をすると、呼びかける側に立つということです。
そして、発信したり呼びかけたりするには、ノウハウが必要です。一歩目と二歩目は気持ちさえあれば、誰でもいつでもできるのですが、三歩目はもう少し強いやる気とノウハウが必要。

民主主義の「読み書きそろばんの技術」 のようなものを手に入れないと、やはり民主主義を根付かすことはできないと思うのです。他人任せではなく、「やったことないからできない」ではなく、「やるためにはどうしたらいいか」という発想とやる気が、今求められています。

これこそが、「オザワイズム」だと 私(山岸)は思っています。

「考える」人がとても増えたにも関わらず、あの再稼働反対20万人行動のように「参加する」人もとても多くなったにも関わらず、今政治は最悪の状況を更新し続けています。
これは、「発信し呼びかける」人が圧倒的に足りないからではないでしょうか。

「三歩目を踏み出したいけど、どうしたらいいのか分からない」という人を、生活フォーラム関西は応援します。
ともに読み書きそろばんの技術を磨きながら、実践していきたいと思います。

私たちも素人です。でも、一芸に秀でた(?)メンバーがいます。選挙に精通している代表の渡辺さんを始め、街頭演説、集会や講演会の企画、動画の扱い方、チラシの作り方、ポスティングのやり方、ブログの活用方法 などなど。
本当に秀でているかどうかは分かりませんが、少なくともこれまでやってきた経験を、多くの人に伝えることはできます。

週に2~3時間でも自分の時間を削ってやってみたい、やってやろう、という意欲のある方は、ぜひとも生活フォーラム関西に入会いただき、「三歩目いきます」と声をかけて下さい。

 生活の党は9月3~5日、韓国のソウルで党の2014年度研修会を開きました。日本側議員の研修もさることながら、韓国側議員とも話し合いの場を持ち、「日韓関係の早期改善に取り組むことで認識一致」しました。

 生活の党がネット上に掲載したものを、転載します。

 以下、転載

○ 日本の政党で初の海外研修を実施~来年には超党派日韓議員による囲碁大会を開催

 9月3日から5日までの3日間、生活の党は韓国ソウルにおいて、日本の政党では初めてとなる海外での研修会を実施しました。研修会には、小沢一郎代表、鈴木克昌幹事長、小宮山泰子国会対策委員長、村上史好国会対策委員長代理、畑浩治総合政策会議議長の各衆議院議員をはじめ、前国会議員の総支部長ら総勢29名が参加しました。

 小沢一郎代表は、研修会に先立ちソウル入りし、与党セヌリ党代表の金武星議員、元ウリ党代表で韓日議員連盟会長を務めた文喜相議員、国会囲碁愛好会会長の元裕哲議員らと個別に会談しました。

 小沢代表は面談後、長い友好協力関係を築いてきた日韓両国にとって、現在の二国間関係は不正常であり、両国にとってプラスでなく、正常化すべきとの見解で一致したと述べました。

 また、元裕哲議員との間で国交正常化50周年にあたる来年、超党派日韓議員による囲碁大会を開催することで合意したことを明らかにしました

○ 日韓関係の一日も早い改善に合意~与野党国会議員、前国会議員と率直に意見交換

 9月3日午後、ソウル入りした研修団はまず、韓国の戦没者を追悼するために国立顕忠院を訪れ、献花しました。9月4日午前には、韓国国会を訪問し、与党セヌリ党、最大野党新政治民主連合の各政策委員長らと面談しました。

 両党とも生活の党の韓国訪問に歓迎の意を表すとともに、日韓関係が厳しい関係にあり、これを一日でも早く改善すべきとの見解を示しました。

 9月4日正午から国会内の伝統式宴会場「サランゼ」において、セヌリ党シンクタンクの汝矣島研究院主催昼食会・「YDI TALK Japan 2014」が開催され、韓国側からは金正薫韓日議員連盟未来委員長をはじめとする与野党国会議員、元国会議員が参加しました。

 双方は「日韓関係の発展のための議員外交の活性化」をテーマにして率直に意見交換しました。

○ 小沢一郎代表、国民大学から名誉政治学博士学位を授与される
小沢一郎 韓国

 その後、研修団は韓国において日本研究をリードする国民大学に移動し、小沢一郎代表に対する名誉政治学博士学位授与式に参加しました。

 ユ・ジス総長は学位授与後の祝辞において「小沢代表が歩んできた道、その足跡の数だけ、両国間の親善関係と政治水準が発展したことをよく分かっています。

 激動する東北アジア外交関係において、今日のような行事はとても重要な意味を持ちます。名誉博士授与は国民大学と小沢代表との特別な出会いという意味を超えて、韓日両国の関係改善という次元で皆にとって特別なこととして記憶されるでしょう」と述べました。

 小沢代表は学位授与を受けて、大学関係者に深い謝意を示した上で「博士号をいただいた責任と使命をしっかりと胸に刻み、それにふさわしく精進して参ります。

 同志とともに決意を新たにして、両国、両国民の強い深い絆をさらに一層築きあげ、今後とも相携え相協力して両国の発展と両国民の幸福のために尽力していきます」と挨拶しました。


○ 国民大学日本学研究所と懇談~韓国の日本研究者と忌憚ない意見交換で交流を深める

 この後、研修団は国民大学日本学研究所との懇談会に参加しました。まず、李元徳国民大学日本学研究所所長から「危機の日韓関係どう打開するか?」、曺良鉉国立外交院外交安保研究所教授から「中国の台頭と東アジア国際秩序-韓国の視角」、金良姫大邸大学助教授から「東アジア経済統合の現状と問われる日本の役割-あるアジア人の視点-」について講演を聞いた後、日韓関係の現状、関係改善のあり方について忌憚なく意見交換しました。

 その後、国民大学主催の夕食会が開催され、韓国の日本研究者との交流を深め、研修会はすべての日程を成功裏に終了しました。

 以上、転載おわり


 生活の党の小沢一郎代表は3日、ソウルで韓国与党セヌリ党の元裕哲議員と会談し、日韓国交正常化50周年の来年、両国国会議員による親善囲碁大会を開催する考えで一致した。来年1~2月の開催を目指すという。

 これは時事通信が昨日9月3日の午後7時過ぎに配信したものです。

 同社のソウル電によると、「日韓の囲碁愛好議員は2004年まで、両国を行き来しながら毎年2回、親善大会を開いてきたが、その後は中断。元氏は韓国国会囲碁愛好会の会長を務めている」としています。

 小沢代表は、生活の党が政権の座にあったとき、中国の当時は国家副主席だった周近平氏を天皇陛下に会う段取りをしたことでも周知されたように、日中関係重視の立場です。

 今回、さらに韓国とも関係改善に力を尽くすことを改めて鮮明にしたことになります。

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