「世界の中の日本と政権交代への道のり」をテーマとする小沢一郎・生活の党代表の講演会が9月13日、大阪市北区の北区民センターで開かれ、詰めかけた450人が聞き入りました。会場からの直接の質問にも、ひとつひとつ丁寧に答え、盛大な拍手で終わりました。
講演の中で小沢氏は、「安倍政権は非常に危うい。日本が危ない。総選挙は来年にもあり得る。次の総選挙では一人でも多くが連携して、政権交代を実現しよう」と、一段と声を強めて呼びかけました。
小沢氏は講演全体を通じて安倍政権の危険性を指摘し、批判しました。「地方重視、女性重視と口先だけでいわば国民を目くらましにかける口先先行の政治手法、あるいは集団的自衛権の行使容認などのみられる強引な政治手法、とりわけTPP(環太平洋経済連携協定)交渉に見られる日本を破壊するような無謀な政治手法、原発再稼働に象徴される国民の声を無視する暴走手法など、ことごとく批判しました。
短い講演時間のなかで敗戦後の歴史も振り返り、「日本は敗戦直後、国連を中心とする世界平和の実現がスタート地点であり、今もそれが自分の信念だ」と述べました。「国連による平和実現のための自衛権なら、個別でも集団的でも自衛権がある」という持論です。
「その内容が、憲法の前文と9条に書かれているのです」と、憲法の「国際協調による平和実現」という根幹を改めて指摘しました。
小沢氏は、「他の国の紛争に日本がわざわざ出て行って闘うのは、憲法が明確に禁止している。やりたいのなら、憲法を変えるほかない。それを、閣議決定だけで変えてしまうのは間違っている」と、強調。
「安倍さんは、大日本帝国の意識、イメージに戻ろうとしてやっているのではないか」と、”強いニッポン”を取り戻そうとしている安倍政治を描写。いわゆる歴史修正主義です。
安倍氏は、東京裁判でA級戦犯などに問われた人々を「国のために命を捧げた英霊」として名誉回復するために靖国神社に参拝しています。しかし、これは戦後秩序の出発点となる東京裁判の結果を修正するものであり、安倍氏のこの歴史修正主義については、アメリカ、とくにオバマ大統領が危惧の念を持っています。
小沢氏は、「私は日米関係についても非常に心配している。安倍さんは『日米関係、日米関係(が重要)』と言っているが、アメリカの関心とは食い違っている」と、日米関係についてすら危機感を表明しました。
さらに目を「世界の危機」に広げ、中国情勢とウクライナ情勢を挙げました。「中国は経済の自由市場と政治の共産党一党独裁主義を両立させようとしているが、そんなことできるはずもなく、その矛盾が危機的な状況にまで達している。いかにソフトランディングできるかが課題」。
ウクライナ情勢については、第一次大戦も、第二次大戦も、その根っこにはウクライナ情勢がからんでいたという認識を示し、「国連を中心とする平和実現の仕組みを強固なものにしなければ、歴史はまた繰り返す」と、国連に貢献する日本のあり方を述べました。
日本国内には、「いろいろ問題はあるが、まあ何とかなるだろうという”楽観論”が底流に根強くあります。しかし、真の実態は一刻も猶予できないほどの危機に直面しているというのが、正しい認識ですと指摘。日本は見たくない現実からは、いつも逃避して直視しない傾向に触れました。
この無責任な楽観論に警鐘を鳴らしているのが、オザワという男です。
オザワはこう強調しています。「安倍政権がやっていることは時代に逆行し、日本が危うい。民主主義(を達成する道)は選挙です。早ければ来年にも有りうる総選挙では、一人でも多くの人が手をつなぎ、この政治を変えようではありませんか」と声を強めて呼びかけました。
なお、講演の内容は、こちらの映像をご覧ください
(よろしければ どんどん拡散して下さい)
講演の中で小沢氏は、「安倍政権は非常に危うい。日本が危ない。総選挙は来年にもあり得る。次の総選挙では一人でも多くが連携して、政権交代を実現しよう」と、一段と声を強めて呼びかけました。
小沢氏は講演全体を通じて安倍政権の危険性を指摘し、批判しました。「地方重視、女性重視と口先だけでいわば国民を目くらましにかける口先先行の政治手法、あるいは集団的自衛権の行使容認などのみられる強引な政治手法、とりわけTPP(環太平洋経済連携協定)交渉に見られる日本を破壊するような無謀な政治手法、原発再稼働に象徴される国民の声を無視する暴走手法など、ことごとく批判しました。
短い講演時間のなかで敗戦後の歴史も振り返り、「日本は敗戦直後、国連を中心とする世界平和の実現がスタート地点であり、今もそれが自分の信念だ」と述べました。「国連による平和実現のための自衛権なら、個別でも集団的でも自衛権がある」という持論です。
「その内容が、憲法の前文と9条に書かれているのです」と、憲法の「国際協調による平和実現」という根幹を改めて指摘しました。
小沢氏は、「他の国の紛争に日本がわざわざ出て行って闘うのは、憲法が明確に禁止している。やりたいのなら、憲法を変えるほかない。それを、閣議決定だけで変えてしまうのは間違っている」と、強調。
「安倍さんは、大日本帝国の意識、イメージに戻ろうとしてやっているのではないか」と、”強いニッポン”を取り戻そうとしている安倍政治を描写。いわゆる歴史修正主義です。
安倍氏は、東京裁判でA級戦犯などに問われた人々を「国のために命を捧げた英霊」として名誉回復するために靖国神社に参拝しています。しかし、これは戦後秩序の出発点となる東京裁判の結果を修正するものであり、安倍氏のこの歴史修正主義については、アメリカ、とくにオバマ大統領が危惧の念を持っています。
小沢氏は、「私は日米関係についても非常に心配している。安倍さんは『日米関係、日米関係(が重要)』と言っているが、アメリカの関心とは食い違っている」と、日米関係についてすら危機感を表明しました。
さらに目を「世界の危機」に広げ、中国情勢とウクライナ情勢を挙げました。「中国は経済の自由市場と政治の共産党一党独裁主義を両立させようとしているが、そんなことできるはずもなく、その矛盾が危機的な状況にまで達している。いかにソフトランディングできるかが課題」。
ウクライナ情勢については、第一次大戦も、第二次大戦も、その根っこにはウクライナ情勢がからんでいたという認識を示し、「国連を中心とする平和実現の仕組みを強固なものにしなければ、歴史はまた繰り返す」と、国連に貢献する日本のあり方を述べました。
日本国内には、「いろいろ問題はあるが、まあ何とかなるだろうという”楽観論”が底流に根強くあります。しかし、真の実態は一刻も猶予できないほどの危機に直面しているというのが、正しい認識ですと指摘。日本は見たくない現実からは、いつも逃避して直視しない傾向に触れました。
この無責任な楽観論に警鐘を鳴らしているのが、オザワという男です。
オザワはこう強調しています。「安倍政権がやっていることは時代に逆行し、日本が危うい。民主主義(を達成する道)は選挙です。早ければ来年にも有りうる総選挙では、一人でも多くの人が手をつなぎ、この政治を変えようではありませんか」と声を強めて呼びかけました。
なお、講演の内容は、こちらの映像をご覧ください
(よろしければ どんどん拡散して下さい)